2009年02月22日

"RPT" @ CQ誌3月号(pp.121-122)

RPTはreportかrepeatかという議論をよく耳(目)にするが、無線局運用規則が全てではない。無線局運用規則が絶対であれば"CQ TEST"は不可ではないのか。

日本語にも外国語にも同音異義の単語はある。略語も同様に考えられないだろうか。文脈によりreportかrepeatか判断できるであろう。自分が使う場合は無線局運用規則に沿ったものでも良いだろうが(そういうポリシーであれば)、相手はどういうつもりで略しているか、それを察する力が必要だろう。

そもそもこの議論は「国内」しか想定していない。無線局運用規則に従って「RPTは何々の略、それ以外の意味で使うのはダメ」と1対1で決めてしまうと、自らそこに壁を作ることになる。REPTやRPRTがreportと決め付けるのも早計で、英語は表音文字であるため、いろんな意味(単語)に捉えることが出来る。REPTはREPeaT/REPorTの両方に取ることが出来るし、RPRTはRePoRTではなくRePRinTの略かもしれない。当然ながらどの単語であるかは文脈により判断(理解)する。

同じ表音文字であるカナで考えてみよう。例えば和文で「ビヨウインデカミキツタ」と打たれたとする。「病院」か「美容院」か、この「ビヨウイン」だけではわからない。しかしその後に続く「カミキツタ」は「病院」・「美容院」がどういうところか知っていれば(その単語の意味を知っていれば)、「美容院」であり、続く文は「噛み切った」ではなく「髪切った」と理解できる。もっともそれ以前の文が「ケンカシテ」であれば「喧嘩して病院で噛み切った」という恐ろしい意味になるかもしれない :-p 。

このように言語というものは、音や文字は同じでも意味が異なる場合があり、それは前後の文章や単語により適切な意味を選択する。モールス符号は表音文字と1対1であり、表音文字の集合(単語)と意味は1対1ではない(同音異義)であるため、RPTは云々という議論は全くナンセンスであることがわかって頂けると思う。無線局運用規則に従ってRPT=repeatとして使うのは良いが、日本に限った話ではないため(そもそも欧文自体日本語ではない:-p)それが全てであるという考えは持たないほうが良いだろう。


余談だが、私は"RPT"を使った記憶があまりない。repeatであれば"PSE repeat UR NAME"ではなく"PSE (UR) NAME AGN"の方が通りがいいだろうし、reportであれば"TNX FB report"などとはそんな無駄な電文はそもそも打たない :-p 。signal reportがコピー出来なかった場合は"RST? BK"とする。
※ラバースタンプの場合。ラグチュー時はコンディションにもよるがフルスペル・フルセンテンスで打つ。臨機応変に。

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2008年09月08日

ラタ

International Morse codeの・・・−・は "understood"。
訂正符号ではないので海外との交信時には要注意。

References: ITU-T F.1 and ITU-R M.1677
posted by HJ at 02:45| Comment(0) | TrackBack(0) | CW

2007年12月19日

CW略符号

以前「誤った符合」を書いたが今回は誤りではないものの微妙に違う(ものとやはり誤りの)話。

CQ ham radio 1月号の第1付録「ハム手帳2008」に「CW略符号」のページがある(p.102)。そして「太字は法令で定められている略符号」とある。

違和感があったので「アマチュア局用 電波法令抄録 2007年度版」を開いてみると以下が法令で定められている略符号ではない、あるいは(法令で定められているかもしれないが)抄録には掲載されていない略符号、または法令で定められているのにハム手帳には掲載されていない略符号であった。

CFM … 抄録に掲載されているが太字ではない
HR … Hereではなく法令では「通報を送信します」(国内)
KN(文字の上に線) … 抄録に掲載なし

他には、NILは解説は正しいが、アマチュアではNot in the Logのほうが一般的ではないか。またEXは国内のみ通用するが、その区別の記載がない。


ふとその前のページを見るとモールス符号が記載してあるのだが・・・。

アマチュアではほとんど使われていない重点はあるのに(同様に法令で定められている)略符、連続線、左括弧、右括弧、二重線、十字符、引用符がない。

数字の略体が書いてあるが、何故か7と8は記載がないし、ゼロが間違っている(オーではなくTが正解)。


ちょっと知りたい時に便利な手帳なのではあるが、この調子では他のページにも間違いがあるのではないかと不安になり、結局使わなくなりそうだ。
posted by HJ at 20:45| Comment(0) | TrackBack(0) | CW

2007年11月01日

誤った符号

わかってやっている人はいいとして(いやよくない)、CQ誌に間違ったことが掲載されたためにそれが真だと思って実践している人がいるんじゃないかと心配。

× TUをXと打つ
そんなことはありません。TとUです。

× BKを続けて打つ
これもBとKです。
(KNは続けて打つ説と分ける説あり。日本では続けて、USでは別々?)

コールサインも、2符合がくっついたり、1符合内で離れたり、自分のコールサインもまともに打てない人が多いようです。
録音して聞いてみると意外と恥ずかしい符号だということに気づくかも知れません。
posted by HJ at 01:00| Comment(5) | TrackBack(0) | CW